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韓国での新型コロナウイルス対応。マスク購入可能方法やリアルタイムで感染者情報配信。日本も見習うべき方法3選。
新規のコロナウイルス感染者を抑えることができているお隣の韓国。日本でも見習ってほしい2つの対応策をご紹介。日本でもこの方法が導入されれば、非常事態宣言の期間を短くすることができるのではと思います。
韓国で行われている新型コロナウイルス対策3選。※4/18追記
2、PCR検査実施及び検査数の情報公開
3、携帯電話へ“安全案内メール”のリアルタイム配信
こちらの対策方法について説明していきます。
1、韓国で導入されたマスク5部制について
韓国政府が2020年3月5日に出した“マスク需給安定化対策”に含まれている内容で、指定された日にだけ公的マスクを購入できるように。
これはコロナ19感染者の増加でマスク需要が急増したのにも関わらず需給が不安定な状況に応じた対策として2020年3月9日から施行されています。
정부가 2020년 3월 5일 내놓은 ‘마스크 수급 안정화 대책’에 포함된 내용으로, 지정된 날에만 공적 마스크를 구입할 수 있도록 한 것이다. 이는 코로나19 확진자 증가로 마스크 수요가 급증함에도 수급이 불안정한 상황에 따른 대책으로, 2020년 3월 9일부터 시행됐다.(元文章、NAVERより引用)
マスク5部制は、指定された日にだけマスクを購入できるようにしたもので、自身が生まれた年の末尾数字を基準として運用されています。
生年月日は住民登録番号及び外国人登録番号に記載されている情報が適用されますが、運転免許証やパスポートがあればマスクの購入が可能。
火曜日に購入できる末尾:2と7
水曜日に購入できる末尾:3と8
木曜日に購入できる末尾:4と9
金曜日に購入できる末尾:5と0
※平日に購入出来なかった人は土・日曜日に購入可能
例)1987年生まれは7の火曜日にマスクを購入することができる
公的マスクとは国が直接介入して、比較的低価格で販売しているマスクを指す。韓国政府は、一日に生産されている1,000万枚のマスクのうち、80%である800万枚を公的物量的に確保して韓国国内で流通させている。
このうち200万枚は医療機関と感染症の特別管理地域などに優先的に配分され、残りの600枚はマスク5部制用にを薬局・郵便局・農協など公的販売店で販売される。
この方法だと、自由に薬局へ行ける人が多くのマスクを買い占める行為を防ぐことができます。非常に良い方法だと筆者は思います。日本も見習って一刻も早く平等な販売方法を確立させてほしいです。
>>日本で販売されているマスクの現在の相場はこの値段です。
2、PCR検査実施及び検査数の情報公開
韓国ではPCR検査が積極的に行われています。陽性患者を早期に発見することで、感染拡大を防ぐことが狙いとされています。情報は日々更新されていて、また簡単に情報を検索することができました。
以下4月17日現在のデータを参考にします。非常に見やすいデータで安心できるのではないでしょうか。
上のデータを翻訳すると以下のようになります。
累積検査数:546,463件
累積検査完了数:532,277件
累積確定率:2,0%
(結果陽性/総検査完了数*100%)
一方、日本はというと、なかなかデータがヒットしません。ようやくヒットしたものがこちらでした。
陽性確定率は出ていませんが、おおよそ10%ですね。こういった情報は国民にわかりやすく開示すべきです。
韓国の場合は、大手インターネットサイトのNAVERから特設サイトにアクセスできすぐに情報を確認できましたが、日本はYahoo!の新型コロナ最新情報のまとめには明記されていませんでした。(2020年4月18日現在)
韓国の携帯電話へ随時“安全案内メール”の配信
感染者が発覚すると、緊急アラームと共に周辺地域に登録されている人々へメッセージ通知が入ります。
また、通知の中には濃厚接触者の情報提供を求めるこのようなメッセージも配信されます。「〇月〇日、感染者NO.○○が〇〇歯医者を訪問しました。接触者を探しています。こちらを訪問した人は保健所に連絡願います」
感染者のプライバシーを守りすぎず、感染を広げないために情報提供することで感染していない人たちの生活が守られている印象を受けました。
日本は感染者の行動範囲については一切情報が流れません
以上、新型コロナウイルス対策を強化している韓国の情報まとめでした。
2、PCR検査実施及び検査数の情報公開
3、携帯電話へ“安全案内メール”のリアルタイム配信
日本でも新型コロナウイルス対策の一環として、導入または改善を検討してもらいたいものです。
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