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知っておきたい全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会・日本旅館協会・全日本シティホテル連盟が発表した宿泊施設における新型コロナウイルス対応ガイドライン
2020年5月に宿泊施設における新型コロナウイルス対応のガイドラインが発表されました。本記事ではガイドライン(日本旅行協会ホームページ)を読みやすくまとめています。
・ホテルや旅館を予約しようか迷っている
・ガイドラインのファイルがなぜか開けない
・宿泊業の新型コロナウイルス対策が知りたい
ホテルの清掃に関するコロナウイルス対策をチェックしたい方は目次から“⑩清掃等の作業時“へ飛んでみてください。
(1)全宿泊施設の従業員共通ルール
まず最初に、ホテルや旅館に共通している以下の新型コロナウイルス対策のルールです。
・施設及び客室の換気
・施設内の定期的な消毒
・入口及び施設内の手指の消毒設備の設置
・宿泊客への定期的な手洗い・消毒の要請
・従業員の毎日の体温測定、健康チェック
・マスクの着用(従業員及び宿泊者・入館者に対する周知)
・感染防止のための宿泊客の整理(受付混雑時密にならないよう対応。)
・従業員と宿泊客及び宿泊客同士の接触をできるだけ避け対人距離を確保(2mを目安に最低1m)引用:ガイドライン(日本旅行協会ホームページ)
(2)各エリアや場面の共通ルール
ホテル内で勤務している従業員が徹底しなければならないルールが定められています。
・手洗いや手指消毒の徹底を図る
・ユニフォームや衣服はこまめに洗濯する
・複数の人の手が触れる場所を定期的に消毒する
・透明ビニールカーテンなどで飛沫感染を防止する
・宿泊客や従業員がいつでも使えるようにアルコール液を施設内に設置
・他人と共用する物品や手が頻繁に触れる箇所を工夫して最低限にする
・自社バスでの送迎の場合は、密集しないよう人数を制限して運行する
・手や口が触れるもの(コップなど)は洗浄及び消毒するか使い捨てにする
・宿泊客や従業員の中に無症状感染者がいる可能性があることを踏まえて感染防止策を取る引用:ガイドライン(日本旅行協会ホームページ)
①入館時(ロビー等)
チェックインの前、ホテルや旅館に入館した時に従業員の方々が対応している内容になります。
・入館の際に手指の消毒を依頼する
・入口及びロビー内に手指の消毒設備(アルコール等)を設置する
・送迎車の運転席と後部座席の間にはビニールシート等で仕切りを設置
・万が一感染が発生した場合に備え、個人情報の取扱に十分注意しながら宿泊客等の名簿を適正に管理する
・発熱や軽度であっても咳・咽頭痛、けん怠感などの症状がある人は申し出るように呼びかけ、宿泊客から申し出があった場合は同意を得た上で速やかに保健所へ連絡しその指示に従う引用:ガイドライン(日本旅行協会ホームページ)
②チェックイン時
ホテルに到着し、受付でチェックインをするときに対応してもらえるルールがこちらになります。(導入と記載されている部分は、必ずしも全ての施設で対応できているわけではありませんのでご注意ください。)
・客室でのチェックイン手続きに変更 等
・モバイルによるプリチェックインの導入 等
・返却されたルームキー・キーカードの消毒徹底 等
・生体認証やモバイル端末によるキーレスシステムの導入
・同居者以外との相部屋の場合は、相手の同意を得ることに留意
・団体旅行のチェックイン時は代表者がまとめてチェックインを行う
・従業員による館内説明ではなく、文書の配布や動画の紹介等を導入
・間隔を空けた待ち位置の表示など、宿泊客同士の距離(2mを目安に最低1m)を保つ
・フロントデスクは宿泊客との距離を保つ又はアクリル板・透明ビニールカーテンなどで遮蔽引用:ガイドライン(日本旅行協会ホームページ)
・宿泊カードのオンライン化の推奨
・フロントデスク筆記具等を頻繁に清拭消毒する
④エレベーター利用時
ほとんどの施設で利用する可能性があるエレベーターの対策はこちらです。
・エレベーター内や押しボタンの頻繁な清拭消毒
・重量センサーの調整(少ない人数でブザーが鳴る)
・エレベーター内が過密状態にならないよう乗車人数を制限 等引用:ガイドライン(日本旅行協会ホームページ)
⑤客室清掃時
こちらは清掃担当者の方向けのルールになります。
・ドアノブの清拭消毒
・空調機を外気導入に設定
・一定時間ごとに客室の窓を開けての換気を要請
・消毒剤(洗浄剤・漂白剤等)を使って表面を清拭
※テレビ・空調のリモコン、金庫、部屋の照明スイッチ、スタンド、座卓、押し入れ、冷蔵 庫、電話機、トイレ、水栓等
・コップ、急須、湯飲み等は消毒済みのものと交換。使用済アメニティは廃棄、館
内用スリッパは使い捨てに変える又は消毒を徹底 等 ※ドライヤー、座椅子、座布団、スリッパ等引用:ガイドライン(日本旅行協会ホームページ)
⑥大浴場利用時
ホテルや旅館に大浴場がある場合はこちらもご覧ください。
・入場人数の制限
・定期的なロッカーの清拭消毒
・ドアノブ、セキュリティロック等の清拭消毒
・浴場での貸しタオル中止、客室から清潔なタオルの持参を要請 等
(浴室内)
・備品等の清拭消毒
・浴室内の換気強化
・浴室、浴槽内における対人距離の確保の要請
・浴室、浴槽内における会話を控えることを要請 等
(化粧台)
・ドライヤー等備品の清拭消毒、化粧品・ブラシ等は持参を要請 等
(休憩室)
・休憩スペースは、常時換気することに努める
・共有する物品(テーブル、いす等)は、定期的に消毒する
・水や飲料サービス機器のボタン等の定期的な清拭消毒 等
・一度に休憩する人数を減らし、対面で会話をしないようにする
・使用後の備品(ソファー、マッサージ機器、体重計等)の清拭消毒の協力要請引用:ガイドライン(日本旅行協会ホームページ)
⑦夕食・朝食利用時
宿泊プランに夕食や朝食がついている場合はこちらもご覧ください。
A宴会・会食
・会場の換気強化
・参加人数、滞在時間の制限
・入場時、手洗い又は手指消毒の徹底
・お酌や盃の回し飲みは控えるよう要請
・宿泊客に食事開始までマスク着用を要請
・従業員のマスク(適宜フェイスシールド)着用
・発熱、咳、かぜ症状のある人は入場遠慮を要請
・横並び着席の推奨、テーブルの間隔を広げる(座席レイアウトの変更)
・従業員と宿泊客の接触を極力減らす(料理説明を料理説明メモに変更等)
・鍋料理や刺身盛り等は一人鍋、一人盛りに極力変更、従業員が取り分け 等B朝食
・グループ毎に食事後のテーブル等を消毒
・ビュッフェ方式をセットメニューでの提供に代えることを検討
・下膳担当者は、手指消毒をしてから清潔な食器や料理の補充・提供
・ボタンやピッチャーの持ち手の清拭消毒、スタッフが手袋を着用の上注ぐ
・客室内コップの交換・冷蔵庫内飲料提供の中止・又は消毒を徹底した上での配置
(従業員の料理提供)
・従業員の衛生管理徹底
・盛り付け担当者の衛生管理徹底
・料理提供担当者の手指消毒の徹底
・下膳と同時に料理提供をしない 等(食べ終わった食器類の下膳)
・下膳作業後の手洗い、手指消毒の徹底
・グループ毎に食事後のテーブル等を消毒引用:ガイドライン(日本旅行協会ホームページ)
⑧ルームサービス利用時
ルームサービスを利用する可能性がある方はこちらもチェックしてみてください。
・横並び着席の推奨
・下膳作業後の手洗い、手指消毒の徹底
・運搬用機器の手に触れる部分の清拭消毒
・客室入室後、手指消毒をしてから料理を並べる
・できるだけ一度に料理を提供し、従業員の客室への入室回数を減らす引用:ガイドライン(日本旅行協会ホームページ)
⑨チェックアウト時
お部屋を出てチェックアウトするときのルールも定められています。
・カード決済による非対面チェックアウト手続き推奨
・フロントスタッフの手指消毒、返却後のキーの消毒
・フロントデスク上にアクリル板等を設置する、カード決済による非対面チェックアウト手続き引用:ガイドライン(日本旅行協会ホームページ)
⑩清掃等の作業時
このページにアクセスしてくださった方が1番知りたい情報が、清掃面のルールだと思いますのでチェックしてみてください。
1客室清掃
・ゴミはビニール袋で密閉して処理
・清掃時のマスク・使い捨て手袋の着用
・使用後のリネン類は、回収後に人が触れないように密閉保管
・使用した浴衣、室内スリッパ等はすべて洗濯・消毒済みのものと交換
・使用済みタオルは、回収後に人が触れないように密閉保管し、洗濯・消毒2浴場清掃
・浴槽水等の消毒の徹底
・浴室内の設備・備品を清拭消毒
・清掃時に換気し、完全に空気を入れ替える
・使用済みタオルは密閉保管し、洗濯・消毒
・脱衣室内の設備・備品を清拭消毒、ロッカー内部も清拭消毒3館内清掃
・手が触れることがない床や壁は、通常の清掃で良い
・自動販売機は自販機ボタン、取り出し口の頻繁な清拭消毒
・宿泊客用スリッパ等は使用後の清拭消毒、又は使い捨てに変更
・市販されている界面活性剤含有の洗浄剤や漂白剤を用いて清掃する
・通常の清掃後に、不特定多数が触れる環境表面を始業前や始業後に清拭消毒する
ことが重要であり、ドアノブやエレベーターのボタン、階段の手すり、フロントデ
スク、ロビー内の家具、共用パソコンなどは、定期的にアルコール液で拭く4お手洗い清掃(※感染リスクが比較的高いため留意する。)
・便器内は、通常の清掃で良い
・常時換気をオンにしておくなど換気に留意
・トイレの蓋を閉めて汚物を流すよう表示する
・不特定多数が接触する場所は、清拭消毒を行う
・ハンドドライヤーは止め、共通のタオルは禁止する
・ペーパータオルを設置するか、個人用にタオルを準備する5従業員等の休憩スペース(※感染リスクが比較的高いため留意する。)
・使用する者はマスク着用
・休憩スペースは、常時換気することに努める
・従業員が使用する際は、入退室の前後に手洗いをする
・共有する物品(テーブル、いす等)は、定期的に消毒する
・一度に休憩する人数を減らし、対面で食事や会話をしないようにする引用:ガイドライン(日本旅行協会ホームページ)
(3)宿泊客の感染疑いの際の対応
・当日の宿泊者名簿を確認し、保健所への提出に備える
・館内の他の宿泊客への情報提供は、保健所の指示に従う
・事前に他の宿泊客と区分して待機する部屋等を決めておく
・食事も客室にお届けし他の宿泊客との接触を避ける。その宿泊客と対応するスタッ
フも限定する。対応時にはマスクを着用する
・保健所の「帰国者・接触者相談センター」に連絡し、感染の疑いのある宿泊客の状
況や症状を伝え、その後は保健所からの指示に従う
・万一、発熱や呼吸困難・けん怠感など、感染の疑われる宿泊客がいる場合は客室内で待機し、マスク着用をお願いし外に出ないようにお願いする(同行者も同様)引用:ガイドライン(日本旅行協会ホームページ)
コロナウイルス対策、ガイドラインのまとめ
ご紹介した通り、宿泊業界ではかなり細かく新型コロナウイルス感染防止対策ルールが設定されています。
ホテル利用は三密には当てはまらないため利用するのは問題ないと思います。実際に、緊急事態宣言解除後ホテルに宿泊しました。何事もなくホテルステイを楽しむことができました。
Go To Travelキャンペーンの前に各自治体で地元でお得に宿泊できるキャンペーンも始まっています。都道府県ごとに条件が変わりますのでチェックしてみてくださいね。
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